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2013 Feb.19
SURUGA Activity Vol.6

趣味を極める!
鉄道模型初心者のジオラマ教室体験記

スルガ銀行のオリジナリティ溢れる取り組みを紹介する「SURUGA Activity」。今回は、鉄道模型ローンが発売されたのをきっかけにd-laboスタッフ高野が、鉄道模型の手軽な楽しみ方をお届けします!

最近、インドアの趣味として注目されているのがミニチュア模型。とくに「作る」「飾る」「見る」の3つの 楽しみを併せ持つ「ジオラマ=情景模型」は男女問わずに人気が高いとか。「ジオラマ」というと何だか ハードルが高そうなイメージですが、そんなことはありません。東京・巣鴨にある『さかつうギャラリー』で定期的にジオラマ教室を開催されているという情報をキャッチしたd-laboスタッフが早速訪問し、人気講座の『お手軽高原鉄道作り方体験教室』に参加してきました。さて、どんなジオラマができたのか ......?

趣味を極める!鉄道模型初心者のジオラマ教室体験記

<STEP1>
1万円から始まるジオラマ製作者への道

「鉄道模型は持っていますが、ジオラマは初めてなんです。」

そう話すのはd-laboスタッフの高野裕太。この日の教室ではベースとなるB4サイズ(37cm×26cm)のベース板に、Nゲージの線路を敷くジオラマ作りに挑戦。「Nゲージ」とは150分の1サイズの鉄道模型のこと。サイズや値段が比較的手頃で、鉄道模型としてはもっともポピュラーなものだそうです。

「今日はとにかく楽しんでやりましょう!」

やや緊張気味の高野に鉄道模型歴約20年という講師の「のぶ。」先生が声をかけます。『お手軽高原鉄道作り方体験教室』のウリは文字通り「お手軽」なこと。これまでに開催した約20回の教室には、小学生から高齢者、女性までさまざまな人が参加しているそうです。もちろん、大半はジオラマ初心者。それでも3時間の時間内で皆さん見事に作品を完成させてしまうのだとか。どうやら思ったほど難しいものではないようです。

「まずは使用する材料を並べてみましょう。」

新聞紙を敷いた作業テーブルに並んだのは「エンドレスセット」と呼ばれている、つなぐと楕円形になる単線レールと、線路まわりに敷く「バラスト(砂利)」、緑の茂みを再現する「フォーリッジクラスター」、牧草地や土になる「ターフ」、それに踏切板や牧場の柵、そこに配置する牛や馬などの「情景小物」類。これだけの教材が込みで1万円という受講料はかなりの割安感があります。

「完成させたら、さらに自分で樹木や建物を加えてもいいし、モーター付きの車両を置いて走らせてみてもいいです。カーブが急だから、Nゲージでもけっこう迫力がありますよ」

車両を走らせるには、車両本体の他に電源のスイッチが付いたコントローラー(パワーパック)が必要。電池式のものだと2,000円程度、今後本格的に行うために電源式のものでは4,000円で買えるそうです。

「それじゃあ、さっそく線路をつないでみましょう!」

先生の指示で「エンドレスセット」のレールをパチンパチンとつないでいきます。セットにある直線部分のキットは今回のベース板のサイズだと面積的に長すぎるので、別売りの短いレールを使用。楕円形のレールができたところで、裏返しにしてボンドを塗ります。このときボンドは「つけすぎず、つけなさすぎず」がコツ。かりにはみだしても「この段階ではあまり気にしなくていい。」「はみだしたとしても、あとからバラストやターフで隠すことができる。」のだそうです。

ベース板の中心に来るようレールは接着。次は「バラスト撒き作業」です。

エンドレスセットやや緊張気味の高野

<STEP2>
いちばんのコツは「くしゃみをしないこと!」

「これが今回の工程の中ではいちばん面倒くさい作業です。今までの受講者さんたちもみんな嫌がってました。」

そう言うと、先生はバラストをプラスチックのスプーンにのせて線路の横に少しずつ撒き始めました。置いた線路は本物と同じで地面から少し盛り上がっているので、その左右の傾斜の部分に乗るように撒けば、自然とリアルな「線路脇の砂利」が再現できます。高野も先生にならって手前の線路にバラストを落としていきました。

バラストバラストを撒く作業

「匙加減に注意してください。たくさんでなく少しずつ撒くんです。少なければ足せばいいんですから。1回にすくう量は半匙程度と思ってください。」

「それがこの作業のコツですか?」

「はい。それともう1つ、大事なのはくしゃみをしないことですね。」

バラストは言ってみれば軽めの砂。ボンドで固める前にくしゃみをしたら一巻の終わり。これは緊張します。

「半匙」に「くしゃみ禁止」という条件に、手の動きはおのずと慎重になります。なるほど、「面倒くさい」 という意味がわかりました。

どうにか線路の両側を砂利で埋め尽くしたところで、今度はそれをボンドで固めます。使うのは水で5倍に薄めたボンドに中性洗剤を一滴加えた「のぶ。」先生お手製の水溶液。これをスポイトに含ませ、「バラスト」に染み込ませるようにかけていきます。

「先生、白くなっちゃうんですけどいいんですか?」

高野の質問に「乾いたら透明になるから大丈夫ですよ」と先生。経験者は語る、です。

ちなみに「のぶ。」先生はジオラマ歴7年。「ずっと興味はあったけれど、やっぱりジオラマはなかなか手が出しづらかった」といいます。

「僕の場合は模型専門店で入門用のDVDを見つけたのが大きかったですね。本と違ってDVDは映像で解説してくれるからわかりやすいんです」

独学で製作技術を会得した「のぶ。」先生ですが、もし本当にやりたいのなら「最初は誰かに習うのがいちばん」とのこと。確かに、作業を見ているとそう感じます。

バラストを撒いた線路

<STEP3>
「緑化作業」でよりリアル感が超アップ

神経を使う「バラスト撒き作業」が終わったところで、フォーリッジクラスターの出番です。これは樹木の色をしたスポンジ状の素材。今日は薄めの色と濃いめの色が用意されています。

「これもあまりがばっとは取らずに、摘む程度に指で細かく取ってつけていってください。ボンドはベース板でなく、クラスターにちょっとだけつけます。ベース板のどこにつけるかは自由です」

フォーリッジクラスター
ボンドはフォーリッジクラスターにちょっとだけつけるフォーリッジクラスターをベース板のどこにつけるかは自由です

高野が選んだのは線路の外側。「この辺り一帯をぼうぼうにしちゃおう!」とどんどん緑を移植していきます。濃い緑の中に適当に薄い緑を混ぜて、もこもこと茂みを作っていきます。これだけでぐんとジオラマっぽくなってきました。調子に乗り始めた高野に「線路脇は5ミリくらい開けておくといいです」と先生がアドバイス。リアルの鉄道でも線路脇には保線要員の移動用に1メートル程度の幅が確保されているとか。そういえば、電車に乗っているとときどきヘルメットをかぶった保線要員の人を見かけますよね。

作業は雑談を挟みながら進んでいきます。「のぶ。」先生によると「この雑談が楽しい」のだとか。今日の参加者は高野1人ですが、3、4人ともなればかなり盛り上がるとのこと。

「それにしても、これはハマりますね」

高野の言葉に「ええ」と深く頷く先生。「給料の半分近くは趣味に費やしている」という先生の自宅にある鉄道模型は約2,000両。一度お邪魔して見てみたいものです。

フォーリッジクラスターはこのくらいで、と見極め、「ターフ緑化作業」に移ります。その前に柵を設置。ニッパーで適当な長さに切った柵を四角くベース板に差し込みます。スチレンボードにアクリルを貼っ た「のぶ。」先生特製のベース板は表面が柔らかめ。ちょっと押し込めば柵が立ちます。そうしてあたりをつけたところで、ボンドで接着。かわいい囲いができました。ついでに茶色の柵もワンポイントで線路の外側へ。「見た目いい感じ」です。

柵を設置

柵の設置が終わったところでいよいよ、仕上げとなる「ターフ緑化作業」を開始!これも指での作業です。ターフもやはりスポンジ素材。かなり軽いのでここでもくしゃみは厳禁。まずはカップに移した水 溶液を絵の具筆に含ませてベース板に塗り、そこへターフを落とします。ターフの種類は茶色と緑色。

「茶色が多いと秋っぽくなります。夏っぽくしたければ一面を緑にしてみるとか、これだけで季節感が出せるんですよ」

広場の内側は全部牧草地と決めた高野。どんどん緑を撒いていきます。

「何だか野球場みたいな仕上がりになりましたねー」

青々とした緑地は牛たちが喜びそうです。

「よりリアルにするのに道でもつけてみますか?」

先生のアイディアで緑の上に茶色のターフを細く敷いて「道」とすることにしました。

「出発点は踏切ということで」

踏切用の板を線路に渡し、そこから「道」をのばします。

時計を見るとスタートして2時間近くが経過。楽しい時間はあっという間に過ぎて行きます。

茶色と緑色のターフターフ緑化作業

<STEP4>
車両を乗せて「完成!」

最後はジオラマを回転させ、撒きむらがないかチェックします。角度を変えて見ることで同じジオラマでも印象が変わるのだとか。「気をつけて見ないと10円ハゲみたいな部分があったりするんですよ」と「のぶ。」先生。

するとやはり「むら」を発見。薄い部分にターフを撒いて、さらにボンドが不足していそうな場所にはスポイトで補充しておきます。

スポイトでボンドを補充牛や馬

これでジオラマはほぼ完成!あとは動物を配置して車両を乗せるだけです。

「ボンドが完全に乾くのに丸24時間はかかるので動物を乗せるのは明日まで待ってください」

早く乗っけたいけど、ここはがまん。牛や馬は袋に入れたまま持ち帰ることにしました。

では、車両を乗せることにしましょう。

単線、そして架線のないレールということで乗せるのはディーゼル車の模型としました。ちっちゃな高原鉄道には1両編成がお似合いです。乗せてみたのは実際には存在しない「フリーランス」という鉄道 模型オリジナルの車両。クリーム色の塗装がローカル線ぽくていい味を出しています。

「やった、作れた!」

スタート時の緊張はどこへやら。高野は小学生みたいに大はしゃぎ。大人をこうして童心に還らせてくれるのが鉄道模型の魅力のひとつなのです。

「もしよかったら、ほかに配置する物でもおさがしになられたらいかがですか?」

その言葉に、いままでは集中するあまり見えていなかった店内の商品が目に入ってきました。ジオラマ作家さんたちの作品も展示販売されている店内はちょっとしたミュージアム。国内外の有名メーカーの製品やオリジナル商品などもたくさんあって目移りします。

完成した鉄道模型店内の商品

作業台から離れてうろうろし始めた高野を横目に「のぶ。」先生は手際良く作品を段ボール箱に梱包。把手をつけて「お持ち帰り」状態にしてくれました。

「今度はもっと大きいサイズに挑戦したいですね!」

爛々と輝く高野の目。また1人、この世界にマニアが誕生したようです。

「のぶ。」先生、ありがとうございました!

爛々と輝く高野の目

Information 1

鉄道模型ローン

高価だけれどハマると奥が深い鉄道模型は大人を満足させてくれる「趣味」です。稀少な製品はチャンスを逃すと二度と手に入らないことも。そんなとき強い味方となってくれるのがスルガ銀行の「鉄道模型ローン」です。ご利用対象は鉄道模型車両の他、パワーパックやジオラマ素材など。7%の固定金利はクレジットカードの分割払いよりお得です。お申込みは電話やウェブからで可能。

詳しくはこちらから。
http://www.surugabank.co.jp/reserved/landing/train/index.html

Information 2

さかつうギャラリー

ジオラマ、ミニチュア、情景模型の専門店。トミーやドイツのブライザー社などの精巧なミニチュア模型を多数販売。オリジナル商品や有名作家の作品も展示販売しているほか、オーダーに応じてのジオラマ製作やディスプレー用ジオラマのレンタルなども行なっている。「のぶ。」先生の『作り方体験教室』は月1回の開催。

公式サイト
http://www.sakatsu.jp/index.html

さかつうギャラリーさかつうギャラリー 店内の様子

文 中野渡淳一
写真 パラグラフ