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2017 Jul.13
SURUGA Cycle Journal Vol.4

BMCレーシングチームにも供給開始!
マーカス・オルド氏に聞く「アソスの魅力」

BMCレーシングチームにも供給開始!マーカス・オルド氏に聞く「アソスの魅力」

スイスのアソス(ASSOS)といえばサイクリストなら誰でも耳にしたことがあるサイクリングウェアブランド。ビブショーツやジャージが持つ高い機能性は『ジロ・デ・イタリア』や『パリ~ルーベ』などのロードレースでも実証済みです。そのアソスが今年は満を持してBMC(スイスに本拠地をおく自転車メーカー・ブランド)のレーシングチームにウェアを供給、『ツール・ド・フランス』に挑みます。ここではプロモーションで来日したアソス海外マーケティング担当責任者のマーカス・オルド氏にアソスのウェアの魅力や日本市場の可能性、そして『ツール・ド・フランス』に賭ける思いをお尋ねしました。

サイクリングに魅力的な日本のロケーション

アソスのアジア・オセアニア地区のマーケティングを担当しているマーカスさん。日本には「夏と冬のコレクション、それにイベントに合わせた製品発表で年に3回来ている」とのこと。今回の来日の目的の一つは、日本有数の規模を誇り、山梨県の富士山北麓で開催される自転車ロードレース『Mt.富士ヒルクライム』の会場におけるブース出展。もちろん、当日はご自身も走るそうです。

「『Mt.富士ヒルクライム』に出場するのは3回目。日本の山を走るのはとても好きで、これまでも軽井沢や八ヶ岳など信州を中心にサイクリングを楽しんできたんだ。機会があれば熊本の阿蘇周辺を走ってみたいとも思っている。東京は信号ばかりで走りにくいけれど、都内から40kmも走ればすぐに山があるし、日本は道路もきれいでドライバーも他の国に比べたらマナーがいい。そういう意味では走りやすい国だね」

お話をうかがったのは『Mt.富士ヒルクライム』の3日前。「晴れるといいですね」と言うと、「いや、雨でも全然かまわない。むしろチャンスだと思っている」と不思議な言葉が返ってきました。

「日本でもアソスのウェアを着ている人は多い。僕たちの製品は悪天候に強いことがひとつのセールスポイントになっているんだ。アソスのレインウェアが雨や寒さにどれだけ強いか、実感してもらうには悪天候の方がいい」

マーカス・オルド氏

ポジティブな発言を裏づけるのは自社の製品への信頼と誇りです。「これは僕が愛用しているジャケットなんだ」と見せてくれたのは『rS.sturmPrinz EVO』というレインジャケット。特徴は「あえて防水機能を100%にしていない」という点。

「自転車に乗っていると常に汗をかき続けるからレインジャケットにも通気性を持たせねばならない。とくに夏は蒸し暑いから背中側にベンチレーションシステムを採用したんだ」

夏はもちろん、冬でも使えるレインジャケットは、自転車に乗ったときの前傾姿勢を考慮し、前側が短めで背中側は長めに作られています。

「残雪のある3月にこれを着てスイスの山に行ったけれど、アソスの着合わせでこのレインジャケットを使うとさらに温かくすることができるんだ。走りにくいロケーションに応じて好みの着合わせで、マイベストをつくれるのもアソスレイアリングシステムの楽しいところ。日本でも天気が悪いと富士山なんかは冷えるからこのレインジャケットはおすすめだね」

マーカス・オルド氏

ヨーロッパではウェアも含めてトータルで
「サイクリング」と考える。

これまでにも『Mt.富士ヒルクライム』をはじめ、数々の日本のレースやイベントを見てきたマーカスさん。日本人サイクリストの率直な印象を尋ねてみると「ヨーロッパではアルミ製のフレームに乗っている人が多いんだ」と、これもまた不思議な答えが返ってきました。

「日本のサイクリストはカーボンフレームの高価な自転車に乗っている人が多いよね。パワーメーターなんかもすごく凝っている。僕もメカ大好きのオタクだから気持ちはすごくわかる。ただ、自転車はあくまでもペダルを漕ぐ人がいて走るもの。日本のサイクリストの皆さんにはエンジンである自分自身をもっと大事に考えてほしい」

そのためには「ウェアにももっと気を遣ってもらえれば……」。

「日本では自転車さえ買ってしまえばサイクリストという位置づけだけど、ヨーロッパでは自転車とウェア、トータルで考えている。とくに我々は乗る人をサポートする服を作っている会社だから、サイクリストの皆さんにはウェアの大切さを再認識してもらいたいんだ」

マーカス・オルド氏

では、実際の日本のマーケットはマーカスさんの目にどう映っているのでしょう。

「この数年、日本に来て感じるのは自転車のマーケットが発展しているということ。アジアの中ではもっとも成熟した国と言っていいだろう。たとえば、日本以外のほかの国でヤン・ウルリッヒ、マリオ・チポリーニといった往年の選手の名前を言っても反応する人は少ないけれど、日本の人たちは実によく知っている。それだけスポーツとしての自転車の歴史を持っているし、シマノのような老舗メーカーも存在している。ヨーロッパほどではないけれど、レースイベントもたくさん開かれている。日本の市場はアソスにとっても、大変重要だ」

マーカスさんがその日本の市場に期待しているのは「若い人たちにもっと自転車に乗ってほしい」ということ。日本人の体型は、マーカスさんから見ると「とても自転車に合っている」といいます。

「日本やアジアの人たちはヨーロッパの人たちに比べるとスリムで体重が軽い。自転車にはぴったりの体型なんだ。将来は日本人のプロライダーがもっと世界の舞台で活躍するようになるのではないか」

そのためにも「早いうちにヨーロッパに来ることが大事」とマーカスさん。

「ヨーロッパと日本ではロードレースのトレーニングメニューが違うし、チーム戦略などもだいぶ違う。金銭的な面などで難しいかもしれないけれど、世界で戦いたければレベルの高いヨーロッパで経験を積むことをおすすめする。アソスでも地元スイスのチームにいる小野康太郎選手(Velo Club Mendrisio)のサポートをさせてもらっている」

オールスイス企業で挑む『ツール・ド・フランス』

今年のアソスの話題といえば、やはりこれまで行なってこなかったスポンサー契約です。ウェアの供給先は同じスイスの『BMCレーシングチーム』。スポンサー契約のきっかけは何だったのでしょう。

「もともとのアソスは小さなファミリー企業。社員は現在も120人しかいない。こういう規模の会社だからこれまで、限りある資本は製品作りに投入してきた。ただ、そういう中でも自費でアソスを購入してくれるプロライダーはたくさんいて、彼らからの声が製品開発に役立ってきたのも事実。とくにBMCの選手たちは以前からアソスの製品を愛用してくれている。それにBMCや同じスポンサーのタグホイヤーはみんなアソスと同じスイス企業で、考え方もとても近いものを持っている。そこで今年からチームにウェアを供給することにしたんだ」

ターゲットは間近に迫った『ツール・ド・フランス』。「戦う準備はできている」とマーカスさんは言います。

「BMCレーシングチームは実績のあるトップチーム。『ツール・ド・フランス』で狙うのはもちろん総合の表彰台。チームには去年総合5位に入ったリッチー・ポートがいるし、ダニエル・オスもいる。彼と同じイタリアやスイスの選手も多い。昨年優勝したクリス・フルームは確かに強い。でもヴィンチェンツォ・ニバリやナイロ・キンタナなど他の強豪は5月に開かれた『ジロ・デ・イタリア』で疲れているだろうし、勝機は十分にある。もちろん、『ツール・ド・フランス』のようなビッグマッチでは何が起こるかわからない。だけど僕の目から見ても今年のBMCレーシングチームはとても強いと思える」

気になるのはBMCレーシングチームに供給されるウェア。実はショーツもジャージも「市販品と同じもの」だといいます。

「細かいところで無線用のポケットをつけたり、逆に小銭入れのポケットを外したりしているが、選手が着るものはみなさんがショップで買えるものとまったく一緒」

話が『ツール・ド・フランス』などレースイベントにおよぶと一段と目が輝くマーカスさん。そのマーカスさんには「日本でやってみたいことがある」そうです。

「ヨーロッパには何日間もぶっ通しで走り続けるレースがいくつもあるんだ。日本でも東京から大阪までを1日で走る『キャノンボール』のようなイベントを開いてみたい。総距離540km。途中には箱根、愛知、滋賀の3か所にビッグクライムがある。こういうイベントをわざと雨の日や雪の日に開催するんだ。きっとアソスのウェアがどれだけ優れているか体感してもらえると思うよ。」

マーカス・オルド氏

今年の『ツール・ド・フランス』、アソスのウェアを纏ったBMCレーシングチームの活躍に、おおいに期待したいです!

Information 1

アソス ASSOS 日本公式サイト

Information 2

ロードバイク購入ローン

蒸し暑い夏や湿気の多い梅雨、そして雪の山道など、日本の気候にもぴったりのアソス社のサイクリングウェア。サイクリストなら一着はほしいところですね。とはいえ、本格的なウェアとなるとお値段もポケットマネーだけではまかなえないのが現実。そこでおすすめなのがスルガ銀行のロードバイク購入ローンです。7%の年利は一般的なクレジットカードのリボ払いや分割払いよりもお得。対象は自転車やサイクリングウェア、パーツ、アクセサリー類など。サイクリングやロードレース、トライアスロンなどに必要なすべてのグッズがご購入できます。返済は最長120回。ご自分に合った返済プランを組み立てることができます。