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2016 Oct.20
Topic on Dream ~夢に効く、1分間ニュース~ Vol.150

サラリーマンだってパイロットになれる!?「ライセンス取得」から「自家用飛行機を手に入れる」までをお教えします!

昔から男の子がなりたい職業として人気の“パイロット”。みなさまも飛行機で空を自由に飛び回る姿を想像し、夢心地な気分に浸ったことがあるのではないでしょうか。

なんと、その夢が叶うかもしれません!今回はサラリーマンでも休日を使ってライセンスを取得する方法や、実際に飛行機を購入・維持にかかる費用までを、操縦訓練や遊覧飛行などの事業を行なう「第一航空株式会社」の上本元英さんに伺いました。上本さんは現役のパイロットということで、取材時はまさにフライトから帰ってきたばかり! その姿は「かっこいい」の一言に尽きます。

ステップ1:取得するライセンスの選択

飛行機のライセンスは大きく分けて3種類あります。なお飛行機のライセンスは、一般の自動車免許と同じで、飛行機の種類や目的によって必要な免許が異なります(航空の分野では、「免許証」ではなく、「技能証明」というそうです)。

種類① 自家用操縦士技能証明

自動車でいうところの「普通自動車第一種免許」にあたるもので、個人の趣味としてフライトを楽しむことができますが、商用の飛行はできません。自家用機を操縦できる「固定翼自家用操縦士」、ヘリコプターを操縦できる「回転翼自家用操縦士」など、飛行機によって必要なライセンスが異なります。

種類② 事業用操縦士技能証明

物資輸送・人命救助、遊覧飛行など、事業で飛行機を操縦したい場合に必要なライセンス。「自家用操縦士技能証明」を持っている方でないと取得することができません。

種類③定期運送用操縦士技能証明

事業で飛行機を操縦する中で、パイロットが2人必要となるようなエアラインなどの機体を飛ばすために必要な資格です。

ということで、会社員は「自家用操縦士技能証明」の取得を目指すのがベストですね。ちなみにこのライセンス以外に、飛行機を操縦するためには下記2つの資格も必要となるそうです。

  • 航空身体検査証明書
  • 航空特殊無線技士または航空無線通信士の免状
    (無線機の操作ができるための免状)

ステップ2:ライセンス取得を目指す

「自家用操縦士技能証明」を取得することが決まったら、次は取得にかかる費用や期間が気になりますよね。

「操縦ライセンス取得にかかる費用は、個人差があり一概に申しあげられませんが、すべての訓練を国内で行なった場合、だいたい600万円~800万円になります。訓練に要する期間は、サラリーマンの方が休日を訓練に充てた場合、約2~3年といったところでしょうか」(上本さん、以下同)

なかなかのお値段ですが、国内ではほとんどの人が、休日を使い2~3年ほどかけてライセンス取得を目指すのだそうです。また、まとまった休暇(約3か月)が取れる方は、「海外でのライセンス取得」がオススメだと上本さんは語ります。

「アメリカだと、日本でライセンスを取得する費用の3分の1ほどで済みます。試験官と日常会話ができるくらいの英会話能力は必要ですが、アメリカへの操縦留学の場合、費用は、渡航費・滞在費などを含めて約180万円~250万円くらいになります。短期集中で非常に中身の濃い時間が過ごせますよ。取得場としておすすめのエリアはサンフランシスコ。多くの日本人参加者が、訓練中に見たシエラネバダ山脈の中のタホ湖の美しい景色を忘れることはできないと語っていますね」

ステップ3:マイ飛行機を購入へ

念願だったライセンスを取得。そして次へ進むステップが飛行機の購入です。しかし、飛行機は高そうなイメージが……普通のサラリーマンでも購入することができるのでしょうか?

「4人乗り自家用機ですと、約3000~4000万円くらい。高級なものになると8000万円~1億円になるものもあります。価格の違いは、装備されている計器類、無線機器によるもの。よくハリウッドスターが来日したとき、『プライベート・ジェット機できました』なんて言っていますよね。あれは数億円するものがほとんどです」

やはりかなり高額ですね…。そこでサラリーマンにおすすめなのが、中古の飛行機。

「安いものだと300万円くらいからありますよ。これは4人乗りで160~180馬力のセスナ機(小型軽飛行機)を含めた古いタイプの価格になります。しかし常に中古市場に出回っているわけではなく、数はそんなに多くはありませんね。」とのこと。

では一般的に中古市場にでまわっているのはどのような機体なのでしょうか。

「ビーチクラフト社製の『ボナンザ』という飛行機は、単発機の中でも高級機に入るものですが、新機で8000万~1億円のところを中古機では4000万円ほどの価格で購入できます。スピードが楽しめるので、人気の高い機種です。セスナ・エアクラフト社から出ている『セスナ172』は汎用機として西側諸国では最もポピュラーな飛行機ですが、中古機の価格は高めで、たとえば1978~1982年頃に製造されたP型は1000万円近くになります。こちらの新機の価格は3000万~4000万円ほど」

ステップ4:マイ飛行機をいかに維持するか?

せっかく大金を使って買った飛行機です、しっかり維持しなければいけません。所有するうえで気になるのは、やっぱり維持費ですよね。

「維持費は、年間の飛行時間や機体の大きさで変わってきます。4~6人乗りのセスナ機や『ボナンザ』の場合ですと、まず整備にかかる経費は、年間200万円は見積もっておいた方がいいでしょう。そして保険料は年間120万円くらいからになります。燃料代は1時間当たり1万円くらいからになりますが、当然ながらエンジンの出力により燃料消費率が変わります」

年間で約320万円ということは、維持費が月に27万円ほどかかる計算になります。このような高額な飛行機代や維持費から、医者や会社経営者などがライセンスを取得することが多いそうです。月27万円とは、…た、高い。サラリーマンが飛行機を所有・維持していくことはやはり難しいのでしょうか!?

「基本的には、ワンオーナーで所有されている方が多いのですが、一つの飛行機を複数のオーナーで所有されている場合もあります。同じ趣味の仲間を募って、全員で飛行機を購入し、空を楽しんでいるみなさまも実は多いんですよ」

なんと、飛行機を複数のオーナーで共同所有という方法があったとは。これならサラリーマンでも夢のパイロットになることができるかもしれません!まずは、同じ趣味の仲間を見つけることから始めてみてはいかがでしょうか。

あなたの人生を豊かにしてくれる飛行機

最後に、現役パイロットである上本さんに、飛行機を操縦する楽しみや素晴らしさを教えていただきました。

「地上では見ることのできない風景や、写真でしか見たことのない景色が眼前に広がっているという感動は、何ものにも代えがたいです。特に、雲の表面に私の飛行機の影を中心として、ブロッケンの虹(環い虹)が見えたときは、鳥肌ものでした。訓練中でも様々な感動に遭遇できますよ。簡単ではない飛行機の操縦。それを思い描いたとおりに動かすことができたときが、練習を始めてから出会う最初の感動的な場面になると思います。」

文・中川 謙次

Information

第一航空株式会社

http://www.dai1air.com/

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