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2015 Aug.11
Topic on Dream ~夢に効く、1分間ニュース~ Vol.95

出勤前にフィッシュオン!その2
隅田川で“今晩のおかず”は釣れるのか

早朝の釣りの様子

コハダ、アジ、シロギス、アナゴ、スズキ……東京湾やその河口域では、江戸前寿司を代表する魚が“普通に釣れる”という話を、江戸前寿司を提供する鮨屋の大将から聞いたことがあります。筆者自身、「大都会・東京スカイツリー近辺で果たして魚は釣れるのか」で実際にハゼを釣り、天ぷらにして食べました。そこで今回は、出勤前に東京湾河口域で釣りをして、「今晩のおかず」が釣れるのかを試してみたいと思います。

始発で出かける釣りプランとは?

始発の電光掲示板

狙うは、出勤前に持っていくのが煩わしいエサではなくルアー(疑似餌)で釣れるスズキ。食べてもおいしいこの出世魚は、若魚の時は「セイゴ、フッコ」と呼ばれます。釣り人からはシーバスという名でも知られ、高い人気を誇る魚です。

東京湾河口域でよく釣れるようですが、今回は“出勤”のことを頭に入れなくてはいけません。そこで絞られるポイントが隅田川の河口域です。この場所は浜松町、新橋、銀座、有楽町、東京駅から近いため、都心部に通う釣り好きのビジネスパーソンたちには好立地ともいえます。

今回は、早朝の4時42分に東京駅着の京浜東北線に乗って、出漁しました。東京駅からは京葉線に乗り換えて八丁堀駅まで行っても良かったのですが、5分でも早く釣りたいという思いから、早歩きで隅田川へ向かいます。

到着は4時55分。出勤時間が朝の8時半だと仮定すると、8時までは隅田川周辺にいても間に合いそうなので、約3時間の釣り時間ができました。

そもそも東京湾の魚は本当に食べられるのか?

釣りジャーナリストである藤井克彦氏は、著書『「江戸前」の魚はなぜ美味しいのか』の中で、こう言っています。

「日本に数ある入り江の中で、東京都内湾つまり江戸前の海ほど多くの河川が流れ込むところはほかにない。西は、相模国との境である多摩川から始まり、東へ順に隅田川、荒川、中川と続き、江戸川で下総国との境となる」

“流れ込み”というのは、水質が安定している、小魚が集まりやすい釣りの絶好のポイントを示すキーワードです。小魚が集まりやすいということは、その小魚を餌にする魚も集まりやすいということです。もちろん、多くの河口が流れこむことで、水質汚染などが問題になっていた時代もあり、そこで釣った魚を食べることを心配をする人も少なくないと思います。しかし現在ではその法整備、環境整備によって水質はかなり良化されています。

「東京湾の魚」という言葉からイメージしがちな「食べられるような代物ではない」という考えは必ずしも当てはまらないでしょう。実際、以前東京スカイツリーの下で釣ったハゼも、食べることができたので、東京湾でとれるスズキも、血抜きなどの処理の方法さえ間違わなければ、美味しくいただけるのではないでしょうか。

スミマセン……釣れませんでした!

明るくなった川沿い

始発から3時間ほど竿を出しました。場所は八丁堀駅の近くから始め、佃大橋のあたりまで南下し、最後には川を遡上するように、永代橋や清洲橋付近を攻めていたのですが、結果から言えば釣れませんでした。スズキというのは、釣るタイミングがとても大切な魚と言われています。

私が隅田川に出漁したのは、5月の満月の日でした。春の満月の日といえば、“バチ抜け”と呼ばれる現象が起き、夜な夜なスズキがイソメやゴカイなどのエサを荒食いする時季です。

そしてこの日、私が隅田川についたのは日の出の後でした。あらかたのスズキたちはお腹いっぱいの状態、つまり後の祭りだったというわけです。バチ抜けのシーズンでなければ、釣果は異なるものになっていたかもしれません。釣れていない人が言っても説得力がありませんが、スズキを釣るには、その時季に何を食べているのかを把握することが重要なのです。

残念ながら今回は釣れなかったスズキですが、出勤前の早朝はとても気持ちが良い空気が漂っていました。早朝から犬の散歩をしている近所の方と挨拶を交わしつつ、道中で買ったコーヒーを飲みながら東京湾を眺めれば、きっと仕事への活力が充電されるのではないでしょうか。

ぜひ出勤前の釣り、試してみてくださいね(※ただし遅刻は厳禁です)。

引用文献:『「江戸前」の魚はなぜ美味しいのか』(藤井克彦/祥伝社新書)

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文・遠藤由次郎