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2015 Aug.6
Topic on Dream ~夢に効く、1分間ニュース~ Vol.94

ココナッツオイル、オリーブオイル、アルガンオイル、
3つのオイルの使い勝手の違いとは?

オーガニックオイル

ココナッツオイルが火付け役となって、美容や健康のための“オイル”がブームとなっています。その中でも今回は、代表的な植物由来のオイルに注目。
2014年頃から万能型オイルとして市民権を得つつあるココナッツオイル。主に肌や髪のケアに使われるアルガンオイル。そして確固たる地位を持つオリーブオイル。今回は、オーガニックオイルに詳しいオーガニックビューティーディレクターの新井ミホさんにこの3つのオイルの特徴と使い勝手について聞いてみました。

安心安全、信用性が高いオーガニック認証製品のススメ

オーガニックオイルを推奨する新井さん。その理由ときっかけは何だったのでしょうか。

「オーガニックや有機食品を選んでいく中で、とくに“オーガニック認証”を取得しているオイルを選ぶことをお勧めしています。

その理由は、オイルは口から体内に入り、内側から直接成分が吸収されますので、食材の品質はとても大切だと考えているからです。

“オーガニック認証”を取得しているということは、決められた一定の基準をクリアしていることになり、安心と安全、信用性があるということです」

つまり、オーガニック認証が体に優しいかどうかの1つの指針になるとのことのようです。さらに最近のココナッツオイルなどのオーガニックオイルへの注目度の高まりも感じているといいます。

「私自身、ココナッツオイルをはじめとする植物性オイルを自分の食事に取り入れていますが、特にここ1年はココナッツオイルへの注目度の高さに驚いています。

ココナッツオイル関連書籍が多数発売されていますし、スーパーでもココナッツオイル製品がオリーブオイルなどのオイルコーナーに並ぶようになりましたが、少し前までは見ることのなかった光景です。」

3つのオイルの特徴と使い勝手の違い

では、実際にココナッツオイル、オリーブオイル、アルガンオイルの3つについて、それぞれどのような特徴と用途があるのでしょうか。

【ココナッツオイルの特徴】
ココナッツオイル

栄養価がとても高く「機能性食品」といわれています。中鎖脂肪酸をたくさん含み、すぐにエネルギーに変わって代謝を促進するのでダイエット効果も見込め、腸の働きを整える効果もあるそうです。

またラウリン酸という母乳の中に入っている成分が含まれていて、「免疫」を高めるといわれています。抗酸化力にすぐれているので肌に塗るのも効果的で、傷や虫刺されにも効果を発揮します。飽和脂肪酸という油なので、酸化がしにくく熱に強いので、熱を加える調理にも向いています。

また最近では、痴呆症やアルツハイマーの予防や改善の研究にココナッツオイルに入っている中鎖脂肪酸が貢献するのではないかというデータが上がってきていることでも話題になっています。簡単にいうと、中鎖脂肪酸によってケトン体というものが作られ、ケトン体が増えることで脳のエネルギー源になるといわれています。ココナッツオイルにはその中鎖脂肪酸が豊富に含まれているのです。

●オススメの利用法

バターの代用品としてパンに塗ったり、コーヒーに入れるのがオススメです。また加熱する料理に最適で、特にオムレツ、カレー、和食とも相性が良いです。

ココナッツオイルの香りが苦手でなければスプーンで1杯程度そのまま飲んだり、オイルプディング(口の中に含んで20分クチュクチュとする健康法)もオススメです。

【オリーブオイルの特徴】
オリーブオイル

食品売り場には必ずあるといってもいいほどにポピュラーになった植物オイルのひとつ。美容や健康にとても良く、コストパフォーマンスも良いので今では多くの家庭に1本はあるのではないでしょうか。

パスタからサラダまで調理に適していると同時に、スキンケア化粧品でもよく使われています。ココナッツオイル同様に、その品質にはレベルがあり、最高品質ものは、オリーブの果実のみから採取し熱処理していない「エキストラバージン(一番搾り)」のものです。

高い抗酸化作用があり、動脈硬化や心筋梗塞予防効果も期待できるといわれています。ポリフェノールも豊富で老化防止など美容面もサポートします。また「ピュア」オイルといわれているオリーブオイルもあります。ピュアオイルは、バージンオイルと精製したオイルをブレンドしたもので、価格もエキストラバージンより手ごろなので、熱をつかった調理にも向いています(エキストラバージンオイルは熱調理をすると風味や栄養を損なうため、そのまま使うほうがおススメ)。ピュアとエキストラバージンを使い分けるとよいかもしれません。

●オススメの利用法

ココナッツオイルのような特徴的な香りがしない分、様々な調理に向いています。パスタはもちろん、炒めもの、サラダなど。調理用オイルとして自宅に常備しておくとよいでしょう。

【アルガンオイルの特徴】
アルガンオイル

アルガンオイルは、モロッコで奇跡のオイルといわれており、モロッコの砂漠地帯のある一定の土地に生息するアルガンの木の実から絞った大変栄養価の高いオイルで、抗酸化作用が高いといわれています。

日本では、食用のアルガンオイルはとても高価で、一般的にはあまり手に入らないです。化粧品として肌のお手入れとして、またヘアケア用オイルとして販売されています。モロッコの女性は、肌も髪もとても美しく、その秘密はアルガンオイルにあるといわれています。肌の炎症を和らげ傷の治癒力をサポートします。

●オススメの利用法

毎日のスキンケアにアルガンオイルを使用すると老化防止、肌の保湿、ツヤやハリを高めてくれます。シャンプー前の頭皮マッサージは血行促進を促し、毛髪には保湿や保護、ツヤ効果が期待できます。万能オイルとして活躍します。

食用 加熱調理 スキンケア ヘアケア コストパフォーマンス
ココナッツオイル
オリーブオイル
(エキストラバージンオイルは避ける)
アルガンオイル

あくまで決め手の中の1つだということを忘れずに

新井さんは、オーガニック認証を受けている製品を推奨していますが、購入、利用する際には注意も必要だと話します。

「オーガニック認証を取得している製品をお勧めしましたが、“目安”だということを忘れてはいけません。あくまで購入や選択の際の決め手の1つであるということ。

オーガニック認証がついているから最高品質で絶対に良い、ということではないことも理解しておくことが大切です。

ココナッツオイルやオリーブオイルなど、一番搾りのもの、エキストラバージンオイルがより栄養価が高いといわれています。よって、オーガニック認証に頼るというより、製造過程や農家さんや作り手の思いなど、製品ができるまでの背景もとても大切です。

いまはホームページなどでブランドや製品の背景について、詳しく掲載されているメーカーもありますので、そういったものを調べて知ってみるのも良いかもしれませんね」

いかがでしたでしょうか。ココナッツオイルやオリーブオイル、アルガンオイル、そのほかのオーガニックオイルも、その特徴をしっかりと把握した上で賢く活用していきたいものですね。

Information

新井ミホ(あらいみほ)

株式会社ラ キャルプ代表取締役。大学卒業後、IT関連企業の広報や化粧品会社PRを経験した後、独立。オーガニック化粧品を中心としたフリーランスPRを経て2012年にナチュラル&オーガニックライフ専門のPR会社、ラ キャルプを設立。オーガニックコスメ、マクロビオティック、フレグランスブランド等のブランディングやPRコンサルティング業務に携わる。

文・遠藤由次郎