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2015 Jul.21
Be Unique! ~オンリーワンであること~ Vol.13

〈元ビーチバレーボール選手 朝日健太郎〉から学ぶ、キャリア×チャレンジの法則

朝日健太郎さん

『Be Unique!』では、「オンリーワン」な人・企業を訪問。その価値と魅力に迫ります。なぜオンリーワンなのか、どうやってオンリーワンな存在になりえたのか…。そこにはきっと、ほかにはない「夢」や「ストーリー」があるはずです。

今回、自らのキャリアを語ってくれたのは、元アスリートの朝日健太郎さんです。バレーボール日本代表として不動の人気・実力を誇るなか、突如、ビーチバレーボールに転向。その後、北京・ロンドンと2回のオリンピック出場を果たし、現役を引退。現在は“スポーツ”をキーワードに、NPO活動や企業内での人材育成などに取り組んでいます。チャレンジ精神溢れる朝日さんのキャリアと考え方は、仕事で成長したい・挑戦したいと考えているビジネスパーソンに、刺激とヒントを与えてくれること請け合いです。

ビーチへの転向=起業。
打算があったら、怖くて決断できなかった

ビーチバレー転向当時のことを振り返る

朝日健太郎さんがインドアバレーからビーチバレーに転向したのは、今から13年前。Vリーグのサントリーサンバーズのみならず、日本代表チームのエースとして活躍していた26歳のときです。当時のビーチバレーは、高校生の全国大会すらなかったマイナースポーツ。予想外の転向は、世間の大きな注目を集めました。今改めて振り返ると、当時はどのような状況だったのでしょうか?

「20代前半で全日本という舞台を与えられて、自分自身がオーバーヒートしている状態でした。そこから脱却しようと考えたときに、休むか海外で挑戦するか…、いくつかの手段があったと思います。そのなかでビーチバレーという選択肢に期待したのは、今まで誰もやってこなかったことに挑戦するという、インパクト。あとは、ビーチバレーはオリンピック種目なので、アスリートとして高い目標を持ち続けることができるな、と思いましたね(笑)」

実は、それまでビーチバレーのことを詳しく知らなかったという、朝日さん。「転向を一言でいうなら、起業するようなものだった」と例えます。

「以前、『成功する計算ができているのは、起業ではない。見込みが立っていないところに飛び込むのが、起業だ』という話を聞いたことがあります。僕も、まさにそのとおりだと思うんです。ビーチバレーに転向しても、収入のあてはゼロだったし、周囲の99.9%は反対していました。当然、オリンピックへの道のりなんて、まったく見えなかったし。打算があったら、怖くて決断できなかったと思います」

負け続けた、転向後の日々。
乗り切れた秘訣は、「なんとかなる」の精神

ビーチバレーへの挑戦の楽しさを語る朝日さん

それまでインドアバレーで華々しい活躍をおさめ、世界を相手に戦ってきた朝日さんですが、ビーチバレーに移って3年ほどは、無名の選手に負け続ける日々に。しかし、「僕は、負けることでへこたれないんです。悔しさをバネに…というわけでもなくて」と朝日さん。

「当時は、負け続ける自分を『いいさらし者だな(笑)』と思いましたね。でも、ビーチバレーをやっていくうえで、一度そのフィールドに登る必要があったし、負けたら、次になにをするべきかを考えて動いていました。そうやって勝てたときには、『俺、がんばってんな~!』、負けたら、『ちょっと運が悪かったかな』と捉えていたんです。取材などで『苦労話は?』と聞かれることが多いのですが、そんなに悩んだことはないんです(笑)。『なんとかなりまっせ!』という感じでやってきました。だって、一つひとつシリアスに受け止めていたらパンクしてしまうし、続かないですよ」

持ち前の楽観的な考え方で苦境を突き進んできた朝日さんですが、勝敗のみならず、浴びる脚光や収入も、インドアバレー時代とは異なっていたはず。それでも、「断然ビーチバレーのほうが、楽しかった」とか。その理由は、企業のチームに所属していたときには味わうことのなかった、自分自身をデザインするおもしろさがあったからといいます。

「ビーチバレーは選手2人が1チームになり、試合を行ないます。2人だけで、守備もセッター的な指令塔の役割も、得点源としてのエースの役割も担うんです。作戦を立てるのも、監督ではなく自分たち。さらには普段も練習をするだけでなく、スポンサーの獲得など経営的なことまで考える。スポンサーから受け取る額は、自分自身のパフォーマンスの価値で決まるということを実感して、お金を稼ぐということの当事者意識が芽生えましたね。それに観客との距離が近いので、ファンサービスの意識も高まった。いい試合をして『おもしろかった!』といってもらえるように…と、プロアスリートとしての原点回帰ができたと思います」

アスリートは、社会になにを与えられるか。
それが、引退後のチャレンジ!

海外選手の高いブロックをものともせず
2012年、ロンドンオリンピックでの朝日さん。(画像提供:JBC)

その後、トップ選手へと成長した朝日さんは、10年に渡りビーチバレーの知名度アップに貢献。ロンドンオリンピック出場を終えた3年前に、現役を退きました。「自分が次に勝負すべきフィールドは、プロスポーツではない」と感じたことが、引退を決めた大きな要因だったそう。ビーチバレー時代を振り返り、朝日さんはこう話してくれました。

「ビーチバレーでがんばったことよりも、それにチャレンジする勇気があったということが、いまの自分の支えになっていますね。そして、インドアバレーで日本代表になるまで積み上げてきたものがあるからこその挑戦でした。転向当初、ビーチバレーの技術的には未熟だったけれど、インドアバレーの大きな舞台で“勝ち方”を経験してきたのは、とても大きかったと思います」

イベントに参加する朝日さん
引退後、朝日さんが力を入れている活動のひとつが、
NPO法人日本ビーチ文化振興協会の活動。
現在は、理事長も務めている。(画像提供:JBC)

現在は、バレーボール専門番組のメインナビゲーターなどのほか、東京マラソンのチャリティランナー、ビーチ振興・海辺の環境整備を目的としたNPO活動など、幅広い仕事に取り組む、朝日さん。「最初、なにができるかという迷いはありました。だからこそ、いろいろな仕事を受けてきたんです」とか。

「選手時代と同じで、トライして結果をみて、また次のトライをして…の繰り返しですよね。僕の場合、『やり方がわからないから、やらない』という判断をすることはありません。『やれる』を通り越して、『やらなきゃ』と思うんです。泳ぎ続けるマグロと一緒で、止まったら死んでしまう(笑)」

また現在の朝日さんには、情報通信コンサルティングを行なう企業「フォーバル」で人材育成に従事する、ビジネスパーソンとしての顔も。今までスポーツと関わりの浅かった分野で活躍できることに、やりがいと可能性を感じているといいます。

「僕の活動の究極のテーマは、『アスリートが社会のなかで、どのような価値ある存在になれるか』。アスリートは身体能力だけを評価されてしまうことが多々あると思いますが、競技を辞めたら、体力を使う場所は多くない(笑)。でもその能力と経験は、教育や健康などさまざまな分野に紐づけられる。長きに渡って選手生活を続けることができたメンタル面も、ほかの人にはない経験であり、データなんです。それらを社員教育などさまざまな分野で、アウトプットしていくことができると思っています。スポーツとなにかを結びつけてコンサルティングするという、考え方なんです。引退後に大学院でスポーツビジネスを学んだことも、いまの活動に役立っていますね」

キャリアの“次”を考えるなら、
まずは目の前の仕事で勝負すべし

まずは目の前のことから

今回、朝日さんが聞かせてくださった話も、ビジネス界で働く我々に、多くの気づきを与えてくれます。最後の質問として、仕事で“新たな挑戦”をしてみたいと考える読者へのアドバイスを求めると、「勝負して、結果が出るのを恐れてはダメ」と話してくれました。

「まずは目の前にあることをやらない限り、“次”へのチャレンジはできないと思うんです。やらなければならないことって、大変である場合が多いので、つい先のことや違う分野に目を向けてしまいがち。でも、なにかに本気で取り組み、勝負した結果を見てみないと、“次”にどうすべきかの判断はできないんですよね」

インドアバレーの世界でトップに立ち、そこからの転向を決断した朝日さんだからこそ、説得力のある言葉です。そして、現在も多様な活動に取り組む朝日さんは、こうも語ります。

「なにに一生懸命取り組むかは、与えられる課題を待つだけでなく、自分で見出すことも大切。そうやって挑んだトライがうまくいくか否かは、あまり重要じゃない。いまの僕だって、いろいろな仕事をするなかで、『これは充分にできていないな』と感じることはあります。でも、やってみたからこそ、その判断ができるし、改善点も見つかる。いまは情報が溢れているけれど、結局は、経験するのが一番わかりやすいんですよね。僕は、自分になにが適しているかなんて、やってみてからの後づけなんだと思います」

撮影:蟹由香

Information

朝日健太郎氏

1975年生まれ、身長199cm。2008年の北京オリンピックでは、日本ビーチバレー界初の勝利を収め、9位に。現役引退前の2011年より、株式会社フォーバルで、人事部スポーツ振興リーダーを務める。また、NPO法人日本ビーチ文化振興協会理事長として、日本のビーチ活動に貢献中。

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(当せん発表)ダイレクトメッセージのご連絡をもって発表に代えさせていただきます。

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