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2015 Mar.4
Topic on Dream ~夢に効く、1分間ニュース~ Vol.69

まもなく開幕するJFL!
ブロガーのフモフモ編集長にその魅力を聞いてみました

JFLの選手

3月8日に開幕となるJFL(日本フットボールリーグ)。2014年から3部構成となったJリーグの下部に位置するリーグ(*1)です。このJFLにはHonda FCやソニー仙台FCといった企業チーム、2015年から参入する流経大ドラゴンズ龍ケ崎という大学チーム、ヴァンラーレ八戸や栃木ウーヴァといったJリーグ入りを目指すクラブチームなど16チームが 所属し、しのぎを削っています。「JFLには、Jリーグやサッカー日本代表の試合にはない魅力がある」と語るのは、スボーツ観戦に造詣が深いブロガーのフモフモ編集長です。そこで、今回はフモフモ編集長さんにJFLの魅力について聞いてみました。

フモフモ編集長が語るJFLの魅力その1
「距離感の近さ」

横河武蔵野FC 応援旗

「昨年たまたま、私が引っ越しをした街に横河武蔵野FCというJFLのチームがありました。そのチームが家の近くで試合をするというので、散歩がてら観戦に。そこで最初に感じたのが、“距離が近い”ということです」(フモフモ編集長、以下同じ)

フモフモ編集長さんによれば、距離感の近さというのは、JリーグやJFLといったチームの所属リーグは関係ないのだとか。

「私の場合、FC東京や川崎フロンターレは遠い存在に思えて馴染めませんでしたが、横河武蔵野FCには馴染めたんです。それは単純に歩いて行けるというのもありましたし、試合会場の雰囲気が肌に合ったというのもあります。どのチームに馴染めるのかは人それぞれでしょう。でも、距離が近いと感じられるチームを見つけるというのは、素晴らしいことだと思います」

JFLの所属チームの名前を見ていくと、八戸・龍ケ崎・武蔵野・沼津・岡崎・奈良・鹿児島といった街が並びます。なるほど、確かにこの中から自分が身近に感じられるチームが見つかりそうな気がしてきます。もしあなたがサッカーに興味を持ち始めた時、住んでいる街にJリーグのチームがないのであれば、JFLに目を向けてみるといいかもしれません。

フモフモ編集長が語るJFLの魅力その2
「“割り切り”の良さ」

「JFLの試合を実際に観ていて感じたのが、プレーの割り切りの良さです。どのチームも潔い戦いをしているなあと。ただただ勝ちたいという思いのままに、自分たちのプレーに徹して います」

その割り切りの良さはJリーグよりもJFLのほうが高く、観ていて清々しさを覚えると言います。それはなぜなのでしょうか。

「主な要因の1つに“できることが限られている”ということがあると思います。Jリーグのチームのように、技術に優れた選手ばかりを集められる訳ではありません。毎年、大胆な選手の入れ替わりがあったり、選手層が薄かったりします。そのため縦ポン(縦へのパス一本)でゴールを狙うといった割り切ったサッカーに徹するチームが多いように感じます」

つまり、割り切りの良さが、泥臭くも美しく感じるということでしょう。これはJ2リーグですが、昨年の入れ替え戦でモンテディオ山形のゴールキーバー山岸範宏選手が決めたヘディングゴールも同じスピリットの上にあるのではないでしょうか。本来、ガムシャラでも決まればOKというのがサッカーというスポーツ。そんなサッカーの原点を思い出させてくれるのが、JFLなのかもしれません。

フモフモ編集長が語るJFLの魅力その3
「多彩なサイドストーリー」

「チームによって、また選手によって目指しているところが違うというのも、JFLの魅力です。それぞれが抱いているサッカーへの思いが、複雑に絡まり合って、単純な勝ち負けだけではない火花が散っているのです」

Jリーグを目指していない企業チームにとってはJFLが日本最高峰の舞台であり、Jリーグ入りを目指すクラブチームにとってはあくまでJFLは通過点。選手にしてみても、Jリーグへのステップアップとして捉えている選手がいたり、所属会社の部活動の1つとしてプレーしている選手もいます。

「例えば、JFLの初期からいる企業チームとJを目指すチームが戦ったりすると、お互いのプライドがぶつかり合っているのが観客席にまで伝わってきます。アイドルのAKB48で例えるなら、“私は劇場を盛り上げたい”というメンバーがいる一方で、“テレビに出て活躍したい”という思いを抱いているメンバーがいる。やっばりそういった多様性があるほうが楽しいと思います」

フモフモ編集長が語るJFLの魅力その4
「温かい雰囲気」

「Jリーグですと、ホームゲームで何連敗もすると殺伐とした空気が流れます。でもJFLのお客さんは、良い意味でドンと構えています。決してギスギスしません。もちろんそれが良いのか悪いのかは人の感じ方で変わりますが、基本的にJFLはスタジアム全体が温かい雰囲気で包まれているように思えます」

スタジアムを包む温かい雰囲気は、ハーフタイム中のパフォーマンスやショーによっても醸成されているようです。

「試合前やハーフタイム中のバフォーマンスも、地元の子どもたちが登場したりします。地域に根ざした地元のイベントとでも言えばいいのでしょうか。そういったことも、“これが僕のチームなんだ”と感じさせてくれる大きな役割を果たしていると思います」

フモフモ編集長によれば、スポーツ観戦を楽しむうえで大切なのは、一にも二にも「仲間意識」だといいます。そんな仲間意識や思い入れを抱きやすいのが、JリーグよりもJFLなのかもしれません。ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。

*1=日本サッカー協会の見解では、J3リーグとJFLは同カテゴリー、つまりどちらも3部リーグだとしています。

Information

フモフモ編集長(ふもふもへんしゅうちょう)

月間100万PVを誇るブログ「スポーツ見るもの語る者〜フモフモコラム」の中の人。著書に『自由すぎるオリンビック観戦術』(ぱる出版)がある。

文・遠藤由次郎