d-labo

SURUGA d-labo. Bring your dream to reality. Draw my dream.

特集

特集TOP

2015 Feb.17
Topic on Dream ~夢に効く、1分間ニュース~ Vol.64

各地の茶畑を訪ね歩くコラムニストに聞いた
アジアで注目の茶畑4選

各地の茶畑を訪ね歩くコラムニストに聞いた アジアで注目の茶畑4選

日本を始めアジアの各地には、茶畑が無数にあります。田園風景と並んで茶畑のある風景は、どこか郷愁を誘います。茶を嗜む習慣は、紀元前の中国から始まったとされ、そして茶の樹の栽培は、東南アジアやインド・スリランカ、朝鮮半島、日本などアジア各地へ広がっていきました。さまざまな製造加工方法、飲み方があり、その魅力は一言では表しきれません。そこで、今回はアジアを中心に様々な茶畑を巡っているコラムニストの須賀努さんに、おすすめの茶畑を聞いてみました。

そもそもなぜ須賀さんはアジア各地の茶畑を
訪ね歩いているのでしょうか。

「まず自然の中にあることが魅力的です。特に山中にある茶畑を訪れるとそれだけで気持ちがいいです。そしてインドの茶畑は大英帝国時代の名残りを残すなど茶畑には何らかの歴史的な背景があり、それが今日までしっかりと地元に根づいています。とは言え、そんな理屈は抜きにして、一番は味。現地の水を沸かして淹れたお茶は本当に美味しいんですよ」(須賀さん:以下同じ)

そんな魅力あふれるアジア各地の茶畑。観光地として観光客を受け入れている場合は別ですが、普通の茶畑をいきなり訪れて「見せてください」と言っても農家の人は迷惑かもしれません。

「いきなり行って茶畑を見学することもできますが、できれば農家の人にお話を聞きながら案内をしてもらえば、もしかするとお茶を飲ませてもらえるかもしれませんよ」

現地の知り合いやガイドを通じて連絡するか、茶畑にいる人に声を掛けたりしてみるのがいいでしょう。

世界最高峰の紅茶を栽培する
ダージリン(インド)の「マカイバリ茶園」

「マカイバリ茶園」

「ここは150年以上の歴史を持つ茶畑です。大自然との共生による茶畑栽培が特徴。世界最高峰の紅茶を自然の中で味わってみましょう。茶園主が実に魅力的な人物で、ユーモアを交えたトークで懇切丁寧に茶畑の歴史を教えてくれます。確か、ホームステイも可能だったはずで、ネットでも申し込みができたと思います」

マカイバリ茶園は、自然の楽園と言えるほど無数の野生動物が暮らしているようです。トラ、ヒョウ、シカ、ヤギ、ウサギ、そして300種類の野鳥。それもそのはず、マカイバリ茶園は4つの山にまたがり、700ヘクタールある広大な敷地の半分以上が原生林のままだと言います。想像するだけで行きたくなってきますね。

参照:マカイバリジャパン

タイ最北端メーサローンにある「メーサローンビラの茶園」

「メーサローンビラの茶園」

「タイに茶畑があるというのが意外ですよね。メーサローンには、華人が住んでいますが、彼らは中国国民党軍の子孫にあたります。そんな彼らが、同胞である台湾の技術を駆使してお茶を栽培しているのです。それがメーサローンビラの茶園です」

メーサローンビラから2キロほど離れたところに茶工場があり、リス族やアカ族などたくさんの従業員が働いていて、そこで依頼すれば、お茶の話を聞きながら淹れたての烏龍茶を飲むことも。

「私はツアーを組んでもらい、ここを訪れました。茶園ツアーの良いところは生産者と直接話ができること。今や台湾の有名な阿里山高山茶と肩を並べるほどのお茶も出てきていると言っていました」

歴史的にも興味深いタイ北部の茶園。最近タイではLCCが路線を拡大してきており、バンコクから格安でチェンマイやチェンラーイまで足を運ぶことができるようです。ぜひタイ旅行の際に、訪れてみてはいかがでしょうか。

メーサローンビラ
5 Moo 1 Maesalongnok, Maefahluang, Mae Salong, Mae Salong (Chiang Rai), Thailand 57110

中国福建省の安渓にある「鉄観音の茶畑」

「鉄観音の茶畑」

「香港に住んでいたときに通っていた茶荘・茶縁坊が縁となって訪ねたのが中国福建省の安渓大坪です。ここは伝統製法にこだわる老人がおり、抜群の自然環境の中で極上の鉄観音を飲むことができました。しかし現在は深刻な後継者不足で、今後その伝統製法がいつなくなるかわからない状況です」

福建省といえば、烏龍茶(青茶)や紅茶、白茶が有名ですが、南部に位置する安渓では鉄観音茶の産地として知られています。

「近年、安渓大坪の村にはホテルもできました。そこに泊まってお茶畑を見学するのがオススメです」

福建省の大都市・厦門から北へ約80キロにある安渓。昔ながらの製法で作られる鉄観音を楽しみたいのなら、大坪へ行き、「手作り茶の張さん」を探してみてはいかがでしょうか。気になる方は訪れてみてください。

佐賀県西部にある「嬉野の茶畑」

「嬉野の茶畑」

「美しい棚田と茶畑が混在している、とても美しい風景が佐賀の嬉野にはあります。嬉野温泉からも近いので、1度で2度おいしい茶旅ができると思います」

嬉野茶といえば、中国より緑茶製造の製法である釜炒りが導入されたと、知られてきましたが、それ以外にも紅茶を生産しているところもあるのだとか。

「嬉野には、緑茶だけではなく20年以上も前から無農薬紅茶を作る人がいたりします。そういった独自性のある茶畑を見学するのも色々と勉強になるかもしれません。日本人ならもっと日本茶のことを知ってもらいたいと思います」

参照:太田重喜製茶工場

ここで紹介した以外にも、アジアを中心に茶畑は無数にあります。茶の樹を育て、茶葉を摘み取り、お茶へと加工していく行程を実際に目で見て感じれば、より一層お茶が美味しくなることでしょう。ぜひ一度、訪れてみては?

参照:茶旅 アジア茶縁の旅