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2014 Nov.26
Topic on Dream ~夢に効く、1分間ニュース~ Vol.55

江戸城から原っぱまで!?
駅名の由来と歴史を知る旅に出よう!【東京編】

通勤や通学、買い物などの日常生活で何気なく使っている駅。あなたは、その駅名の由来を知っていますか?なかには歴史や文化と密接に関わっている駅名もたくさんあるのです。都市開発が進み、古い建物がどんどん新しいものに変わっていく今だからこそ、かつてその街をつくりあげてきた人々の歴史や文化に思いを馳せるのはいかがでしょうか。

江戸城から原っぱまで!?駅名の由来と歴史を知る旅に出よう!【東京編】

江戸城の外郭に由来する「東京メトロ銀座線・虎ノ門駅」

東京には、都営大江戸線・大門駅、東京メトロ半蔵門線・半蔵門駅、都営三田線・御成門駅など、「門」がつく駅があります。そのどれもが、江戸時代に存在した「門」に由来しており(半蔵門は現存)、東京メトロ銀座線・虎ノ門駅もその例外ではありません。

虎ノ門は、江戸城の外郭門の1つである虎御門(とらのごもん)に由来します。江戸城を囲うように建てられた門は、人々の行き来を監視するために役立ってきました。その中でも虎御門は、交通の要所である中原街道の起点でもあったのです。

虎御門自体は1873年(明治6年)に撤去されたようですが、「虎ノ門」の名前は残ります。そして1938年(昭和13年)、この地に鉄道が通ると、「虎ノ門駅」が開業されます。

今でも虎ノ門駅の8番出口近くには虎の像が建てられ、多くのビジネスパーソンを見守っています。

江戸城を中心とした江戸時代の人々の生活に思いを馳せると、虎ノ門駅周辺の情景が、ひと味もふた味も違って見えてくることでしょう。

“秋葉の野原”に由来する「JR秋葉原駅」

“秋葉の野原”に由来する「JR秋葉原駅」

今では電気街として世界的にも有名な秋葉原ですが、その名は野原に由来します。発端は1869年(明治2年)、この地に「秋葉神社」が建てられたことでした。すると人々は、現在の千代田区神田佐久間町1丁目近辺の野原のことを指して、「秋葉の野原」や「アキバッパラ」と呼ぶようになったといいます。

1890年(明治23年)になると秋葉神社を移転し、その跡地に日本鉄道の貨物駅が建てられました。駅はその土地の名前から、「秋葉原駅」と名付けられたのです。

現在のビルが林立する電気街からは、野原の姿は想像できません。しかし実は今でも、当時の面影を残す野原があります。それが、秋葉原駅西側に位置する神田和泉町の和泉公園です。地域の人々の憩いの場にもなっているこの公園で、かつての“秋葉の野原”に思いを馳せるのはいかがでしょうか。

この2つの駅以外にも、興味深い歴史を持つ駅名が東京にはいくつもあります。京王線・府中駅は、645年の大化の改新により定められた「国府・武蔵国」が置かれたことに由来します。また、JR吉祥寺駅は「吉祥寺」という文京区駒込にある曹洞宗のお寺の名前からきているそうです。

駅名ひとつ取っても、さまざまな歴史や文化と触れ合うことができます。今度電車に乗るときは、ぜひ気になった駅名の由来を調べてみてください。意外な発見があるかもしれませんよ。

参考元:『駅名で読む江戸・東京』(大石学著/PHP選書)
『江戸東京学事典』(小木新造他著/三省堂)

文 遠藤由次郎