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イベントレポート

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2015年8月22日(土)10:30~12:30

服部 理恵(はっとり りえ) / 日本プリザーブドアーティスト協会副理事、大人の家庭教師トライ プリザーブドフラワー講師

プリザーブドフラワーアレンジレッスン

心に彩を添える、カラフルなプリザーブドフラワーのアレンジが学べる講座。夏らしい雰囲気の花器に夏色ビビットカラーのお花でアレンジすれば、見るた びに思わず笑みがこぼれるはず。リボンやお花の色を選んで、自分好みのアレンジを作ってみよう。服部氏より丁寧に分かりやすく、そして楽しく教えていただき、初心者の方も気軽に参加できる講座となった。

生花のようなみずみずしさが魅力のプリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーとは、生の花をフレッシュな状態でカットし、脱水液に漬けて色や水分を抜いた後、保存液と染料を吸わせてから乾燥させたもの。造花ではなく、生花を加工させたものなので、みずみずしい質感があることに加え、花が生きているうちに染料を自力で吸い上げるため、花びらやガクの隅々にまで色が行き渡り、美しい色合いが長く続くことも魅力。生花のようにすぐに枯れてしまうことがないので、ウェディングブーケなどでも利用されている素材だ。

講師の服部氏は、プリザーブドフラワー関連の協会のなかでも日本最大規模を誇るプリザーブドアーティスト協会の副理事であり、ひとりのアーティストとして、プリザーブドフラワーの魅力を人々に伝えている。今回は、「大人の家庭教師」を提案する家庭教師のトライグループとの共催により、d-labo湘南では初となるプリザーブドフラワー講座を開催していただいた。

「今日は、ローズと紫陽花のプリザーブドフラワーを使って、かわいいアレンジメントをつくってみましょう。プリザーブドフラワーはとても繊細なので、そうっと、優しく扱ってくださいね」

テーブルの上のプリザーブドフラワーは、会場にやってきたときに、参加者自身が服部氏のアドバイスを受けながら、色を選んだものだ。ピンク、赤、ホワイト、水色など、思い思いの組み合わせで、ローズと紫陽花が3輪ずつ置かれている。

「まずは、花にワイヤーをかけていきます。この作業をワイヤリングといいます。最初はローズから始めましょう。シルバーのワイヤーを使います」

花の下の、ぷっくりとふくらんだ部分に細いワイヤーを突き刺して、均等の長さになったところで下に折り曲げる。つまりワイヤーでプリザーブドフラワーの茎をつくるわけだ。ピアスを通す動きと似ているので、“ピアスメソッド”と呼ばれている。

ローズ3輪にワイヤーをかけ終わったら、次は紫陽花にグリーンのワイヤーをかけていく。今度は、“ツイスティングメソッド”という、二つ折りにしたワイヤーの片方を、もう片方に巻き付けていきながら茎を作っていく。紫陽花などの小花が集まった種類の花のときに使う方法だ。繊細なプリザーブドフラワーを壊さないようにしながら、きっちりとワイヤーを巻いていく、その力加減が難しい。

この間、服部氏は各テーブルを回ってアドバイスをしつつ、追加の花を配っていく。参加者はマルガリータという小さな花を、ピンク、イエロー、グリーン、ホワイト、水色の5色から一色選んで5本受け取る。ローズと紫陽花との色のバランスを服部氏に相談する人もいた。この花も、同じ要領でワイヤリングしていく。だんだんと手が慣れてきたのか、テーブルごとに「お上手ですね!」「今日はどこからいらしたんですか?」といったおしゃべりも聞こえるように。緊張がとけて、会場は和やかな雰囲気になってきた。

さまざまな表情のアレンジメントが完成

「ワイヤリングが終わったら、次はグリーンのフローラルテープを巻いて、ワイヤー部分を隠していきます」

まず、上のガクのところから巻き始め、茎を転がしながら斜め下にテープを引っ張りつつ巻いていく。ティッシュでコヨリを作るように指を動かすのがポイントだ。

「茎はできるだけスリムに作るのが、きれいに仕上げるコツです。しっかりと巻き付けていきましょう」

参加者たちはそれぞれのペースで、黙々とテープを巻いていく。集中しているためか、にぎやかだった会場がシンとして、服部氏は「しばし無言の時間ですね」と笑う。

「巻けた人は、ハサミで花をカットして、長さをそろえてください。今日は、だいたい、花の頭から6cmくらいのところでワイヤーを切ります。台に刺しやすいように、斜めにカットしてください」

このあたりから、だんだん進み具合に差が出てきたので、服部氏も少しお手伝い。「テープ巻いちゃいますね」と花を手に取った瞬間、手元も見ることもなくクルクルクルーッとあっという間にテープが巻かれ、そのあまりのスピードに、近くにいた参加者から驚きの声があがったほど。

「すべての花が用意できたら、器に刺していきましょう。今日は、フラットな器を用意していますので、前後の高低差をつけず、すべてを同じ高さで入れていきます。まずはローズを中心に、三角形をつくるようにキュッと仲良く集めて。その周辺に、飾りのリボンを、さらに残りのスペースに紫陽花を入れていきます。紫陽花は花の大きさが大・中・小とありますので、バランスを考えて配置してください。残りの花や、パールも刺してくださいね」
「動かしてみて」「上手上手!かわいくできています」などと言葉をかけていく。全員が同じ花を使っていながらも、色の組み合わせによって、優しく甘い印象のもの、ビビットで元気がわいてくるもの、涼しげな雰囲気のものと、表情はさまざま。

全員が仕上がったところで、写真撮影タイム。テーブルごとに出来上がった作品を披露しあい、写真を撮り合ったら、今度は他のテーブルを回っての鑑賞会に。ひとつでももちろんだが、いくつかのアレンジメントをテーブルの真ん中に集めてみると、まるで花屋さんのような華やかな空間となり、あちこちから「かわいい!」「きれい!」という喜びの声が。

「テーブルごとでも色合いの雰囲気が違っておもしろいですね」

美しいものに触れることが笑顔と癒しをくれる

完成したアレンジメントは、ラッピングして自宅へ持ち帰り。フィルムで包んで、リボンで留めると、またぐっとかわいらしさが増す。

「これで完成です!拍手拍手!」

ラッピングした作品を手に集合写真を撮影したときには、参加者全員が笑顔になっていた。

「同じ材料、同じ器を使っても、いろんな個性が出るんだということがわかっていただけたと思います。それが、お花の楽しさのひとつだと私は思います」

服部氏は、「この世の中を明るくするのは、女性の笑顔。その笑顔がたくさん生まれるようなお仕事をしていきたい」と語る。

「きれいなもの、美しいものに触れると、人は自然に笑顔になりますよね。プテムを提供していければと思っています」

講師紹介

服部 理恵(はっとり りえ)
服部 理恵(はっとり りえ)
日本プリザーブドアーティスト協会副理事、大人の家庭教師トライ プリザーブドフラワー講師
JPAA認定プレジデントパートナー資格保有。JPAA理事校 Rose de Marie(ローズ デ マリエ)主宰。10代の頃から茶道・華道・煎茶道をたしなみ、いずれも師範資格を取得。家業の園芸店を継ぐにあたり、新しい花の魅力を伝えたいとJPAA 日本プリザーブドアーティスト協会で講師資格を取得。これまでに1,000組以上のウェディングブーケなどフラワーアイテムを作製。現在は講師やアーティストの育成に力を入れている。