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2014年4月17日(木)19:00~21:00

ドロンジョーヌ 恩田(どろんじょーぬ おんだ) / 自転車に乗る妻=「妻(サイ)クリスト」 ・ コラムニスト ・ イラストレーター 

自転車美女入門

エコにダイエットにと、注目度が高まっているスポーツ自転車。そんなスポーツ自転車に興味のある女性や、自転車を始めてみたい女性に向けた、スポーツ自転車の入門編。自転車に乗り始めて10kg以上痩せたドロンジョーヌ恩田氏に「自転車は本当に美女を作るのか」、「自称、運動音痴、完全文系だったという同氏が、スポーツ自転車と出会ったことで変わった大きなことから小さなこと」、さらには「自転車の楽しみ方や魅力」についてもお話しいただいた。

最初は「嫌々始めた」自転車

今回の講師は、自転車界でコラムニストやイラストレーターとして活躍中のドロンジョーヌ恩田氏。「ドロンジョーヌ」というペンネームは、「人気アニメ『ヤッターマン』に登場する悪女〈ドロンジョ〉と、『ツール・ド・フランス』で優勝者に授与されるジャージ〈マイヨ・ジョーヌ〉にちなんだもの」だ。ユニークな筆名だけでなく、ユーモアたっぷりの語り口の恩田氏。自転車の魅力に満ちた2時間は、笑い溢れる内容となった。
恩田氏の出身は埼玉県の秩父市。今でこそサイクリストとして健康的な毎日を送っている恩田氏だが、「小学校時代は色白で喘息持ちだった」という。小学校のクラブ活動は手芸部と鼓笛隊。中学では吹奏楽部。高校では軽音楽部で活動。そんな文化系の恩田氏が自転車=ロードバイクに乗るようになったのは結婚後、夫のすすめがあったからだという。
「ある日突然、夫が私の自転車を買ってきたんです。値段を聞いたら8万円。これは乗らないともったいない。こんな感じで最初は嫌々乗り始めました」
自転車を見る目が変わったのは、大ファンだった忌野清志郎氏が自転車好きと知ってからだ。忌野清志郎氏といえば、軽音楽を嗜む人間にとっては「神さま」。自分のなかで「音楽という趣味と自転車の持つかっこよさがシンクロした」。以来、自転車の虜となった。

「自転車美女」ができるまで

セミナー前半は、ドロンジョーヌ恩田氏自らの体験をもとにした「自転車アレコレランキング」。「自転車を始めて良かったこと」や「切なかったこと」を紹介。良かったことは、1位が「秩父(地元)の良さを再発見できたこと」、2位は「夫と共通の趣味ができたこと」、そして3位は「人生で初めて、自分ができるスポーツを知ったこと」。自転車は球技などのスポーツと違い、跨がることで自然にフォームが生まれ、ペダルを漕げば走り出す。「運動音痴」の人でも手軽に楽しめるスポーツだ。夫婦で共通の趣味となり得るところもポイントが高い。ただし、「夫からの誕生日のプレゼントがホイール」だったりと、「切なかったこと」もある。また、本名は伏せて「悪女キャラ」の名前を使用し、「三十路」ということ以外は年齢不詳でコラムニストとなったためか、「雑誌に登場するときはいつも女王様口調」にされたり、「『Yahoo!知恵袋』の質問が年齢に関することばかり…」といったこともある。「それでも自転車は楽しい。とくに秩父の良さを見つけたことは大きかったですね」
自然に囲まれた秩父は、自転車で走るのには最高の場所。車と違い、自転車は乗っていると風や匂いを感じる。坂道を上れば達成感や爽快感、そして絶景が待っている。
「結婚してからはほとんど帰らなくなっていた実家にもよく顔を出すようになりました。おかげで両親もすごく喜んでいます」
さらに自転車に乗ったことで自分自身が変化した。
「まず体質が変わりました。20代の頃は中性脂肪の数値が235くらいあったのに、自転車に乗ってからは1年で68まで下がりました」
体重も減って外見も「向上」したし、「性格も改善」した。例えば、峠道を上って下るとする。上りには「苦悩」と「快楽」があり、頂上に着いたときには「自信」や「生きる喜び」が得られる。下りはというと「緊張」や「幸福」を感じる。これが何に似ているかといえば「恋」だ。
「恋をすれば女性はきれいになる。きれいになると太っていた頃の卑屈さもなくなり、性格も良くなります」
「自転車の魅力」は、健康に寄与し、精神衛生に役立つ点。長時間の有酸素運動で抜群のダイエット効果が期待でき、バランスの良いプロポーションが獲得できる。さらにコストパフォーマンスも高く、移動手段としても使えるうえ、運動音痴でも乗れる。イベントやレースなど交流の場も多い。ひとりでも仲間とでも楽しめるし、生涯つづけることができる。こんなふうに良い点を挙げればきりがない。そして女性の場合、以下のプロセスを踏んで「自転車美女」へとなってゆく。
1. 健康的になる(セクシーになる)
2. 気立てがよくなる
3. 男女にモテるようになる
  4. 自信がつく
5. 仕事がうまくいく
6. 人生が豊かになる
「女子が自転車に乗っているっていうだけでおしゃれだし、最悪、乗らなくたって、部屋に置いておくだけで素敵なインテリアになります」

女子ならばおしゃれも楽しみたい

数々の「効果」がある自転車。初心者が始める場合は、まず相談に乗ってくれる自転車ショップや店員を見つけること。1人では敷居が高いと感じるのなら友人と行く。エントリーモデルは10万円程度のものが長く使えてコストパフォーマンスが高い。そしてスポーツバイクが初めてなら、ショップやすでに乗っている友人にレクチャーしてもらうこと。「女子ならお洒落も楽しんでほしいですね」と語る恩田氏のおすすめはポイントウィッグやレーサーパンツの上に履くスカートなど。そうしたウェアは自転車専門店でなく、『しまむら』などのカジュアルウェアの店で揃えればいい。汗対策には長持ちするアートメイクを。もちろん、日焼け止めは必携だ。
セミナーでは男性にも「女性を誘うとき」のアドバイスが。体力的に男性に劣る女性と走るときはゆったりしたペースと、そしてできれば疲労などを同じレベルで共有できる「連れの女子」がほしい。恩田氏の場合は姉妹でよく走るという。サイクリングに行くときは「景色」や「食事」、「観光」、「挑戦」といったテーマを持つと、目的地やコースはだいたい決まってくる。
最後に、いちばん気を付けたいのはやはり「事故」だ。欧米諸国と比べると日本の自転車事故は格段に多い。その原因は出会い頭の事故を引き起こしやすい歩道走行にある。
「自転車は車の仲間。安全に走るにはヘルメットを着用して、見通しの良い車道を走る。そして無理なく余裕をもって乗ることです」
最後は、「夢」についてd-laboから質問。
「私の夢は、ドロンジョーヌの話を聞いてよかったねと言ってくれる人が1人でも増えること。そうすれば私も自転車をやって良かったと思えます。幸せな時間で生きている間を埋めていきたいですね」 

講師紹介

ドロンジョーヌ 恩田(どろんじょーぬ おんだ)
ドロンジョーヌ 恩田(どろんじょーぬ おんだ)
自転車に乗る妻=「妻(サイ)クリスト」 ・ コラムニスト ・ イラストレーター 
雑誌『バイシクルクラブ』(エイ出版社)でコラムニストデビュー。独特の表現の作品や自転車イベントでのトークショーなどが、自転車界でマニア的人気。女性らしいファッション感覚を採り入れ、新たな自転車の楽しみ方を見つけることで、女性ファンも多い。ホノルル・センチュリー・ライド、乗鞍ヒルクライムなどのレース参加や、サイクルモードでのトークショーやテレビ出演など、自転車界全般にわたって活躍。