セミナー d-log.102 2011年2月24日 (木)   14:00〜16:00
 
西村伊作という人がいた   あしたのジョー、タイガーマスク、 星一徹たちとの波乱万丈の夫婦生活

黒川 創 氏 ・ 立花 利根 氏

人の一生とは、他人にとって如何ほどのものか。ましてやすでにこの世を去っている場合には。あっという間の生涯の中で人は必死に外と関わり、大事な何かを伝えようとする。数行にまとめられたキレイな経歴だけでなく、一人の人間のそのままの断片を拾い集めていく作業をしてみたい。その断片こそが大事だと信じて。西村伊作、たいそう面白い人なのです。そしてきっとあなたも。


講師紹介


黒川 創 氏

作家
1961年 京都府生まれ。同志社大学文学部卒業。2001年 『もどろき』が芥川賞および三島由紀夫賞候補に、2002年 『イカロスの森』が芥川賞候補、2005年 『明るい夜』が三島由紀夫賞候補、のちに京都水無月大賞受賞。2009年 『かもめの日』で読売文学賞受賞。その他の小説に『若冲の目』、『硫黄島 IWO JIMA』、評論に『国境』、『リアリティ・カーブ』など。2009年 『季刊 考える人』(新潮社)に「きれいな風貌 西村伊作伝」連載。

立花 利根 氏

文化学院講師および文化学院クリエイティブ・メディアセンター主任研究員
1937年生まれ。西村伊作の長女アヤの長女。慶應義塾大学文学部卒業後、文化学院でアヤ(当時学監・校長)の助手として教育に携わり、以降長きにわたり、文化学院で教鞭をとる。1990年から2010年3月まで副校長を勤め、現在に至る。祖父西村伊作をはじめ、戦後の文化学院の貴重な証言者となっている。

■にしむら いさく
1884〜1963 紀州、和歌山の山林業を営む母方の西村家の家督を継ぐ。父方の叔父 大石誠之助の影響もあり、生活の西欧化や社会主義的思想、反権力主義的思想にもふれたが、これらの「主義」の組織に入ることはせず、独自の思想、感性で、趣味から出発した建築、絵画、陶芸をとりこんだ西欧的文化の啓蒙と実践を行う。実際には家族を中心に設計した家が人の思想や価値観をも変えるという考えから、建築設計事務所を構え、多くの個人住宅を建てた。1921年には、長女の中等教育のために私財を投じて学校法令に依らない学校、文化学院を創立した。当時の進歩的な文学者、芸術家、哲学者たちは、この新しい型の学校に賛同し協力した。1943年、軍国主義の国是に非協力的であった西村は思想犯として拘留され、文化学院は終戦まで閉鎖されたが、2年の空白の後、再開。著書に『わが子の教育』、『わが子の学校』、『楽しき住家』、『装飾の遠慮』、自伝『我に益あり』など。


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